園長ブログ
 
 
早期教育の名のもとに、才能の開花を目指して、早いうちから知育的な材料を子どもに与えようとする傾向が盛んです。
[人より先んじて、より高いレベルのものを与え始めれば、将来は、もっと高いレベルに到達できるはずだ]との考えです。実際に、幼稚園児に対して、難しい漢字や九九などを、くり返し、くり返し教え込むと、伸び盛りの子どもたちですから、いつの間にか暗記して、覚えてしまいます。
[子どもたちは、いつも遊んでいる存在。幼稚園に来てまで、ただ遊ばせているだけではもったいない。脳の発達の時期をとらえて、もっと発達させるための材料(知育教材)を与えれば、より一層伸びるはずだ。鉄は熱いうちに打て]こうして、幼稚園の園庭から[遊び]がなくなり、お部屋の中で、漢詩や論語、短歌などといった大人でさえなじみのない、難しい素材をそらんじさせるような、先取り教育の場と化してしまうのですが、子どもたちの成長にとって本当にそれでいいのだろうか?と疑問を感じます。 左の写真の子どもたち。英才教育や知育教育は受けていないけれど、この子どもたちの瞳には、年齢相応に自立した強い瞳の輝きがあり、なによりも、子どもらしい明るさ、やさしさがある。この年齢の子どもたちには、いたずらに知識を詰め込もうとするよりは、心や体の中の基礎的な力、いわば、[人間力]とでも言うべき、生きるエネルギーを蓄えさせることのほうが大切と考えます。 たくさん遊んで、考える力・生きる力を蓄える。これがみさと幼稚園の保育の中心です。
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